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パターン形成研究室
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教授 近藤 滋のブログです

細胞が体のサイズを測定する方法
小さな細胞が、どんなやり方で体のサイズを測っているかを解説します。
Shigeru Kondo
2020年2月18日読了時間: 18分
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フィボナッチらせんの謎<解決編>
恐怖?のロシアンヒマワリ登場 ロシアヒマワリ、というのをご存じだろうか?百聞は一見に如かずと言うから、まず下の写真を見ていただこう。どうでしょう?そうです。とんでもなくでかいんです。 子供はおろか、大人の顔よりはるかにおおきい。大きさを競う大会まであるようで、優勝クラスは、...
Shigeru Kondo
2019年4月10日読了時間: 19分
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模様の数学 問1
問題 斑点模様の魚と網目模様(斑点の逆転したパターン)の魚の間に生まれた雑種は、その中間の模様になります。ではその「中間の模様」とは、どんな模様でしょうか? ヒント:連続的な変化で、斑点から網目に移行するような道筋を考えてください。その中間点が答えです。 答え...
Shigeru Kondo
2019年1月8日読了時間: 2分
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光で動物の模様を変える
最近、ラボの研究員である荒巻君が光を当てると模様が変わる魚を作りました。(論文はこちら)なんじゃそりゃあ?とお感じの方が多いと思われますので、まず、実際にお見せましょう。下の図をご覧ください。 Aはゼブラフィッシュ。普通はこの模様です。で、青い光を当てて飼うと、Bの様に、模...
Shigeru Kondo
2018年12月25日読了時間: 4分
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海底のミステリーサークル
奄美大島の海底で、ダイバーが謎の模様(右図)を発見したのは1995年頃のことだ。砂でできた直径約2mの幾何学的模様である。こんなものが、ひとりでにできるはずはなく、何者かが意図的に作った構造物としか思えない。これが、初夏の半月の頃に、海底に忽然と現れ、いつの間にか消える。誰...
Shigeru Kondo
2018年8月29日読了時間: 10分
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からだの模様を生み出す波紋の原理(後編)
「シマウマは、何故シマシマ模様の毛皮を来ているのか?」 「大阪のおばちゃんは、どーしてヒョウ柄のブラウスが好きなのか?」 「ついでに、どーして阪神タイガースはシマシマなのか?」 前篇では、これらの大いなる謎の答えにつながる鍵が「模様を作っている原理」にあること、さらに、模様...
Shigeru Kondo
2018年6月20日読了時間: 16分
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からだの模様を生み出す波紋の原理(前編)
たまに、TV局から電話がかかってくる。 番組制作AD「もしもし、あのぅ、シマウマの模様なんですけどね」 筆者「はい」 番組制作AD「あれは、縞模様があると空気の流れがおきて体を冷やすのに役立っている、と言う説があるそうなんですが、本当でしょうか?」 筆者「はぁっ?」...
Shigeru Kondo
2018年6月20日読了時間: 12分
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全ての植物をフィボナッチの呪いから救い出す
植物にかかったフィボナッチの魔法 上の図の、オーラ全開の野菜をご存知だろうか。 そう、最近デパートなんかではよく見るようになったロマネスコというカリフラワーの仲間である。一説によると、悪魔の野菜とか、神が人間を試すために作った野菜とか言われているらしい。なんと言っても凄いの...
Shigeru Kondo
2018年3月30日読了時間: 18分
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生命科学でインディジョーンズしよう(後編)
前編のあらすじ 生命科学者たる者,毎日淡々と実験にいそしんでいるように見えても,その魂の底には冒険野郎が住んでおり,いつかは隠れた財宝ならぬ生物学史上に残るような発見をしたい,と夢見るのが性というものである.だから,もし宝の地図<数理モデル>が手に入ってしまったら旅に出るし...
Shigeru Kondo
2018年3月30日読了時間: 18分
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生命科学でインディジョーンズしよう(前編)
ゲーマーがドラクエに嵌るわけ 大学院生の頃、ドラクエに嵌った事がある。D2の頃だったと思うが、同級生のH君が、真面目な顔をして言うのである。「俺らの知らないところで、“ろーるぷれいんぐげーむ”と言うのが流行っているのを知っているか?なんでも、ファミコンのゲームで恐ろしいほど...
Shigeru Kondo
2018年3月30日読了時間: 18分
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白亜紀からの挑戦状
筆者も小さい頃は、御多分にもれず怪獣映画やウルトラシリーズ大好き少年であった。特撮番組の魅力は、何といっても怪獣の造形である。みんな、かっこよくてインパクトのある怪獣や宇宙人に魅力を感じるのだ。怪獣に魅力が無いと、視聴率に敏感に影響するから、制作サイドは大変である。怪獣とし...
Shigeru Kondo
2018年3月30日読了時間: 15分
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猿の惑星リアル化計画
SF小説と未来科学技術 SF(空想科学小説)は、近未来の、科学が進んだ世界を舞台にしたエンタテインメントである。人間だれしも、科学技術の進歩に対するあこがれがあるもので、自分も、子供のころには、もし@@@が可能になったら、、、、...
Shigeru Kondo
2018年3月29日読了時間: 21分
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生物の形づくりの謎を解く“カブトムシ角風船”
なんだが、怪しげなタイトルになってしまった。 今回は、カブトムシのツノの話である。この、巨大な角は、子供たちの人気の的だが、これがどうやって作られるかというと、なかなか理解が難しい。 ご存知の人も多いと思うが、この角は幼虫には存在せず、蛹に脱皮するときに、いきなり現れるのだ...
Shigeru Kondo
2018年3月29日読了時間: 9分
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育てよ亀,でもどうやって!?
大怪獣ガメラの抜け甲羅 昔懐かしい怪獣映画に「大怪獣ガメラ」というのがあった.あの,戦闘的なところのまったくない亀さんが,巨大になって後ろ足で立ち上がり,パンチでビルを壊したり,宇宙人に蹴りを入れたり,というぐあいで,今になってみると正気ですか?...
Shigeru Kondo
2018年3月29日読了時間: 10分
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コンドルは飛んでいる、メンデルは跳んでいる
最高の生物学者は誰か? 生物学者(あるいはその卵)なら誰でも「歴史上最大の発見をした生物学者は?」という話題で盛り上がったことがあるはずだ.物理学なら,おそらくニュートンかアインシュタインで決まりだろうが,生物学は幅が広いので,各人の興味によって意見が分かれそうだ.例えば候...
Shigeru Kondo
2018年3月28日読了時間: 15分
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